Impact-Site-Verification: fd0c876d-cb9c-41ea-adf1-e65122990e35 【超簡単・低コスト】オオミジンコを培養する方法

【超簡単・低コスト】オオミジンコを培養する方法

魚類・水生生物
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メダカ等の観賞魚を飼育する上でオオミジンコは食べ残しても飼育水の汚れの心配がなく、むしろ魚が食べ残した人工飼料を食べてくれるためとても重宝する活餌と言えます。
しかし、オオミジンコを飼育魚に与える為に毎回購入していてはかなりの出費になってしまいます。
また、ミジンコそのものを購入しないにしてもミジンコの餌として生クロレラや鶏糞などを購入されている方も多いのではないでしょうか。
この記事では環境の対応力も繁殖力も高いオオミジンコを、年中・簡単に低コストで培養する方法をご紹介します。

必要な物と入手方法

発泡スチロールBOX

培養容器には発泡スチロールの箱を使用します。理由としては年間を通して中の水温の変化を極力少なくするためです。とはいえ、夏場に日当たりが良すぎる所に置いておくと中の水がお湯になってしまうため、容器の半分程度は日陰になる場所に置きましょう。

発泡スチロール箱の大きさは15~20ℓが入るくらいがおすすめです。出来れば2~3個用意してください。2~3個の理由は、同じ環境で培養しても何故か1つだけ全滅ということは良くあるため、それを防ぐ為です。
発泡スチロール箱の入手方法ですが、熱帯魚点や鮮魚店(稀にスーパー)などでもらえる事があります。
私は鮮魚店でもらった大根のツマが入っていた発泡スチロールが丈夫でサイズも丁度良く、重宝しています。

オオミジンコの種親

熱帯魚店やヤフオク・ペイペイフリマ等で1,000円前後で購入出来ます。

飼育魚の飼育水(グリーンウォーターになったものが好ましい)

屋外でメダカを飼育していると、グリーンウォーターになる事が良くあると思います。
グリーンウォーターとは、植物プランクトンが大量に発生し緑色になった水の事です。
ミジンコは植物プランクトンを主食にするため、培養にはそのグリーンウォーターを使用します。

グリーンウォーターが無い場合の作り方

①水と現在飼育している魚の飼育水、液肥(ハイポネックス)を少量入れて、気温が高い時期に日当たりの良い場所に数日置いておけば作ることができます。
※ハイポネックスを使用する際は、殺虫剤入りでないものを使用します。

②日当たりの良い場所で、メダカ等を飼育します。気温が高い時期の方が早くグリーンウォーターになります。この時、床材を使用しない方が早くグリーンウォーターになりやすいです。

その他用意するもの

  • すくい網(おおきめ)
  • 風呂用の方手桶

上記の二つがあると便利です。どちらも100均で購入できます。

オオミジンコの培養方法

上記のものが揃えばあとは簡単です。
飼育魚の容器から発泡スチロールにすくい網で飼育魚が混入しないよう漉しながら、桶でグリーンウォーターを入れます。
発泡スチロールの8分目までグリーンウォーターを入れ、そこにミジンコの種親(2~30匹程度)を入れて準備完了です。グリーンウォーターは濃い方がいいですが、足りなければ多少水道水で薄めても問題ありません。

グリーンウォーターを入れた直後は発泡スチロールの箱の底が見えないですが、ミジンコが繁殖していくにつれて植物プランクトンをミジンコが食べて色がだんだん薄くなり、透明に近くなっていきます。
オオミジンコを飼育魚に与える際は網で掬って与えます。

夏季がもっとも繁殖させやすく、成功すれば4~5日でもかなり増えます。
逆に冬場は繁殖力はかなり落ちますが、今のところ全滅はしたことはありません。

元々のグリーンウォーターの色

培養5日目の様子 8月 気温35℃

培養 5日目に収穫したオオミジンコ

管理方法はミジンコの飼育水の色が薄くなってきたら飼育魚の容器からグリーンウォーターを足し水をするだけです。リセットのタイミングとしては増えるスピードが遅くなってきたり、アオミドロが大量発生してミジンコを収穫しにくくなってきたらリセットしています。

培養上の注意点

  • 一日中直射日光の当たる場所には置かない事。直射日光が当たっていても容器の半分が日陰になっていれば問題ありません。
  • オーバーフロー対策(雨による水溢れ対策)をする事。発泡スチロールに穴を開けたり、スポンジを洗濯バサミで固定することで対応できます。
  • 水の色が透明になったらグリーンウォーターを足し水する。

 

おまけ:飼育魚と同じ容器でミジンコを培養する方法

ミジンコの為に割くスペースが無い方におすすめなのがこの方法です。
稚魚を隔離するためのメッシュを使用し、この中でミジンコを培養します。発泡スチロールでの培養ほど大量には増やせませんが、手間がかからず1つの容器内で完結できるため省スペースで培養が可能です。
給餌の際はスポイトで吸って与えます。通常のスポイトではミジンコが大きく吸えないため、水槽メンテナンス用のスポイトがあると便利です。ちなみにうちではメッシュに産卵床を入れて稚魚も一緒に育てています。

 

 

 

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